間違いなくうまい！街のうどん屋さん vol.2
なんば『JUN大谷製麺処』

#うどん #グルメ #なんば

大阪を代表する名店「釜たけうどん」にて修行した店主の大谷隆さんが、2010年にJR難波駅からほど近い場所にオープンした「JUN大谷製麺処」。師匠譲りのモチッとした自家製の麺は、製麺所として設けた同じビルの別室にて打ち立てたものだけを使用。ダシの効いたぶっかけなどの正統派メニューはもちろん、試行錯誤して完成させた創作うどんもファンを魅了する。

喫茶店を改装したという、ウッドとコンクリートを基調とした落ち着きのある店内

エントランスには店主の似顔絵とともに、コンクリートの壁に直接描かれた有名人のサインも

その中でも、特に注目したいのがこの「かまたまーラ」。その名の通り、“釜玉うどん”と“カルボナーラ”をミックスした造語がメニュー名に。「釜玉うどんが和風カルボナーラと言われていますが、よりカルボナーラに近づけたいと考案したのがこのメニューなんです」と、まかない料理を正式にメニュー化。今では「JUN大谷製麺処」の看板メニューになっている。

釜出しのうどんにタマゴ、チーズ、ベーコンをトッピング。お箸を使って下から上に具材を勢いよくかき混ぜ、そこで一旦味見。タマゴとチーズのまろやかな風味が絶妙に絡み合い、その後にベーコンの塩味が追いかけるように口に広がる。そしてお好みでダシ醤油をかけると深みが出てより和風にシフト。すでに2つの味が楽しめるが、その後に追い飯としてライスを無料で投入してくれるのも魅力。リゾット風でシメられるなど、3度も美味しいメニューになっているのだ。

かまたまーラ￥850。こちらはかき混ぜる前。粗挽きのコショウも食欲をそそる