「型破りでもいい、納得できる未来をつくる」きよのもな
Monday Morning Girl #45

#月曜女子

月曜、朝の女の子 45人目

きよのもな Mona Kiyono

グラフィックデザイナー（の卵）

おはようございます。

今日の女の子、もなちゃんとは実のところ、はじめましてではない。これまで何度か顔を合わせていて、おもしろい子だな〜と思っていた。SNSでふとある挑戦をしていることを知り、話を聞いてみたくなった。

前に会ったときより、なんだか大人っぽい。そっか、もう大学は卒業して社会人になったんだ。「大阪のデザイン事務所で働きはじめたんです。やっとグラフィックデザイナーになれました。まだまだ卵ですけど」

当初は東京で就職する予定だったが、諸事情で断念。そのため、関西で就職活動をはじめたのは、大学を卒業してからだという。「返事をくれないところも多くて、かなり難航しました。そこで、気になっていたデザイナーさんが京都の美大で講師をしていると聞いて、その大学まで突撃したんです」

「その先生のところは、空きがないということでダメだったのですが、ほかの事務所を紹介してもらえたんです。そこの制作物を見せてもらったら、以前、画像共有サイトPinterestで見かけてずっといいなと思っていたデザイナーさんで、ほんとに感激しました」

「念願のデザイン業界に入れたし、尊敬できるデザイナーさんに教えてもらって、最高! 嬉しい! 楽しい! 」と、夢の一歩踏み出したもなちゃんだけど、かつてはアーティスト志望で、大学時代はイラストを専攻していた。カリキュラムの関係でデザインの授業を受けたときに、あれ? こっちの方が好きかも、と方向転換したという経緯がある。

もちろん、イラストを描くことが嫌いになったわけではないので、これからも作品をつくり続けたいという気持ちは変わらない。こちらは、もなちゃんが描いたイラストをシルクスクリーンしたトートバッグ。『マガザンキョウト』にて販売している。

さて、冒頭に挙げた“挑戦”に話を戻そう。現在、彼女はオーディション『ミスiD 2019』のセミファイナリストに残っている。「わたしもアイドルが好きなので、“かわいいは正義”ということはもちろんわかるんですけど、ミスiDは見た目だけじゃなく、その人のおもしろさや中身まで見てくれるというところに惹かれて、ずっと好きだったんです」

「この道を志したとき、『グラフィックデザインってなに?』って声が聞こえてきたのが、悲しくて。もっとグラフィックデザインのおもしろさとかつくる難しさや素敵さを、いろんな人に知ってもらいたいと思いました。ものづくりに携わる人以外にも興味を持ってもらえるように、グラフィックデザインの魅力を伝えられる人になることが、いまの夢です。ミスiDはそのきっかけになれたらいいなと、踏み出しました。とにかくおもしろいクリエイターになりたくて!」

「『クリエイターは、前に出るものではない』と反対されたこともあります。でも、わたしがまだまだ未熟な卵だから、表に出て伝えていきたいと思うのかもしれません。これからいろんな経験を通して、考えが変わっていくことだってあるでしょう」

中学生のとき見たAKB48の衝撃を受けたことからはじまった彼女のアイドルファン歴は、前田敦子（AKB48）、生駒里奈（乃木坂46）、平手友梨奈（欅坂46）と初代センターとしてグループの先陣を切ってきた女の子ばかり。もなちゃんは「アイドルは憧れの理想像」というが、彼女もきっと同じように未来を切り拓いていくのだろうと思っている。

それでは、今日もがんばっていきましょう。