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2019.06.06 Thu

#Kyoto

100種以上の一点物。「ごはん茶碗」だけを集めた珍しい骨董展、京都で開催

100種以上の一点物。「ごはん茶碗」だけを集めた珍しい骨董展、京都で開催

#古美術#展覧会#東寺

ごはん茶碗展

日程
2019.06.06 THU 〜 2019.06.09 SUN
時間
10:00〜18:00
場所
古美術 清水(東寺南門前)
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使って楽しめるごはん茶碗だけを集めた「ごはん茶碗」展が京都・東寺にある古美術 清水で6月6日から9日まで初開催。江戸時代を中心に当時の職人の技だけでなく、度肝を抜くような想像力豊かな絵付けがされたものなど、100種200碗以上のごはん茶碗が一堂に揃えられている。

 

 

象に羽が生えた珍獣が空を飛ぶ絵付けや、女子ウケしそうな色鮮やかなものなど様々な種類のごはん茶碗が揃えられている

 

 

蓋は豆皿や小皿として使われる。内側にもちょっとした絵付けが施されている。蓋と茶碗を揃えるのがとても難しい

 

 

ごはん茶碗に限定した古美術の展示販売は全国でも珍しい。企画したのは古美術屋として20年、店舗をかまえて10年目となる店主の清水拓郎さんだ。

 

「古美術と聞く敷居が高いように感じる方も多いけれど今回は1客1000円~3000円のものが中心でお手頃価格。レトロなものが好きな人がさらに古く、味があり、深みのある骨董、古美術に興味を持つきっかけになれば」と企画の意図を話す。

 

 

古美術屋を初めて20年、一点一点どの品も丁寧にその持ち味や魅力を説明してくれる

 

 

どの品も時代も技もしっかりしているものばかり。日本人にとってお米は弥生時代からずっと食べているルーツ。そして、清水さんは修業時代に兵庫の山奥でお米を作っていた時期もあり、お米がどんな人が作り、どれだけ手間暇かけて作られているか知っている。

 

 

今回の「ごはん茶碗」展で最も高価なごはん茶碗、くらわんか縦縞に花文。70000円

今回の「ごはん茶碗」展で最も高価なごはん茶碗、くらわんか縦縞に花文。70000円

大きいサイズなため、ごはん茶碗としてだけでなく抹茶茶碗としても活用できる

大きいサイズなため、ごはん茶碗としてだけでなく抹茶茶碗としても活用できる

 

 

コレクターにも人気の麦藁茶碗30000円、シンプルな絵付けは筆のゆがみに迷いがあると引けない

コレクターにも人気の麦藁茶碗30000円、シンプルな絵付けは筆のゆがみに迷いがあると引けない

均一な線が内側に向かって美しく集められていく絵付け。軽さと形のバランスも素晴らしい逸品

均一な線が内側に向かって美しく集められていく絵付け。軽さと形のバランスも素晴らしい逸品

 

 

「大変だったけど、あの時のお米は本当においしかった。この展示の開催はその時のことが影響しているかも。お米同様に器も手間と時間をかけて作られたその時代の最高のものを用意しています。まず、軽いということそして、自分の好きなごはん茶碗で食べるお米は本当に美味しいということを、ぜひ、体感して知ってほしい」と清水さん。

 

この「ごはん茶碗」展なら絶対に自分にとって最高のごはん茶碗に出会えるチャンス。ぜひ、訪れてみて。

 

 

 

ごはん茶碗展
6月6日(木)~6月9日(日)

10:00〜18:00
@古美術 清水(京都市南区四ツ塚街88 / 東寺南門前)
Tel:075-202-6837
http://gallery-shimizu.jp

 

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