街はシュールで満ち満ちている
木村華子と旅する『写ルンです』12

あけましておめでとうございます！

フォトグラファーの木村華子です。2017年の抱負は（も？）身体を動かすことと、山下達郎さまのライブに行くことです！ そして今年も各地で撮りまくっていきたいので、皆さま何卒宜しくお願い致しますです。

さて、昨年公開した窓から定点観測の回ですが、私の周辺の人の間で好評で嬉しい限りです。が！ それと同時に「写ルンですを買ったけど何を撮ったらいいのか分からないまま放置している」という事例をいくつか耳にしました…

むむ、これはもったいない!!

個人的には何を撮っても、そこそこノスタルジックでいい塩梅に仕上がるので「なんでも撮ったらおもしろいでっせ」と答えたいところですが、折角こんなコラムを書かせてもらっているので写ルンですがより楽しくなる方法をご紹介します。

…と言ったものの、その方法は超簡単！　

それは「撮るもののテーマを決める」だけ！

それだけっ!!　テーマはなんでもいいのです。ひたすら友達の自転車を撮ったり、道ばたの赤いものを集めてみたり。

というわけで今回、私もひとつ先にテーマを決めて撮ってみましたよ。

題して、「シュルレアリストに俺はなるっ！」です。毎度のことながら、めちゃくちゃユルいですがご覧ください！

今年撮ったと思えない昭和感！ 片腕はもともとない設定なんでしょうか？

あまりにもマネキンが欧米。青い眼に作業着ってどうなん。。

ビン（？）のポイ捨て、ダメ絶対。

突然のダクト

たぶん想定外の位置

超能力。

イベント用具貸し屋さん。訳もなく借りたい。

もはや路上のアート。会心のシュールさ

下から水が出て音もなく回り続ける玉。

なんというか、要素が多すぎてコメントつけられない

窓際の謎オブジェ

普通の企業のビルの一階。台車が気になる。

出す気がない車。そもそも車なのか…

原美術館にて。篠山紀信先生の美女、あらわる。

小さめの扉見ると茶室の存在を疑いがち。

見れば見るほど不思議にかっこいい空間。

いかがでしたでしょうか。

撮影場所は神戸、京都、大阪、東京の四都市ですが街角には等しくシュールが存在しておりました。

なんてことないと見過ごされがちな物も、写ルンですで撮ると突然現代アート並みの存在感が出てくるのが面白いです。ぜひ皆様もテーマを決めて撮りためてみてはいかがでしょうか!?

途中で飽きたら違うものを撮ってもよし。眠らせておくよりまし。友達と同じテーマで合わせてそれぞれ１台づつ撮りきってみるのも楽しいかもしれませんね～！

フォトグラファー

木村華子


京都生まれ、大阪在住。

初詣は地元の岩船寺に行きました。今年もご機嫌に写真でがんばります。インスタグラムにも気が向いたら写ルンですで撮った写真をあげています 。#写ル毎日

instagram　＠koha85　@hanako_kimura

http://hanako-photo.sakura.ne.jp/

【過去記事】

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