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2016.12.02 Fri

#Osaka

ニーナ・クラヴィッツと蜷川実花と。 刹那の美しさにまみれた、造船所跡地での夜。【NIGHT CLUBING】CREATIVE CENTER OSAKA

ニーナ・クラヴィッツと蜷川実花と。 刹那の美しさにまみれた、造船所跡地での夜。【NIGHT CLUBING】CREATIVE CENTER OSAKA

#CREATIVE CENTER OSAKA#カルチャー#クラブ#名村造船所跡#夜遊び#音楽

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大阪・住之江区の木津川河口に位置する、名村造船所跡地ことクリエイティブセンター大阪は、その名の通り、休眠状態になっていた造船所跡地を再利用した複合スペースだ。関西のパーティーフリークスにはお馴染みであるこの場所が、この夜の舞台だ。

 

 

廃墟感を醸し出す建物の横を抜けていき、段々と漏れ聞こえてくるビートに足早になりながらキャッシャーへと向かう途中、ふと視線を向こうにやると、木津川を隔てた対岸には工場地帯の明かりが見え隠れしていたりする。というシチュエーション、はじまりからして、すでに最高だ。

 

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ここ数年で、瞬く間にエレクトロニック・ミュージック・シーンの頂点へと躍り出たロシア出身のDJ、ニーナ・クラヴィッツ。この“絶対女王”の主宰する〈трип(トリップ)〉のレーベルツアーin大阪は、2016年屈指のビッグテクノパーティーとなった。

 

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こちら当日の会場を捉えたMOVIE

 

 

 

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中山日菜(?)フリーター

「楽しみます!」

 

 

 

キャッシャーを抜けるとまず、オープンエアスペースが広がる。そこにもDJブースが設置され、フード出店からのおいしい匂い漂うなかを、ゆるやかに踊ったり、がやがやと談笑したり。生粋のクラバーに夜遊び人、ニーナのファン、「なんとなくおもしろそうだったから」と嗅覚鋭く辿り着く人。いろんな人たちがひとつのパーティーのなかで交わる。

 

 

 

 

 

 

 

バースペースの先にメインフロアとなるスタジオ・パルティッタがあり、そこは一転、テクノでガッツリ踊り続けることのできる空間だ。シーンのブライテストホープとして人気急上昇中の〈トリップ〉所属の若き才能、ビヤルキはそこかしこを歪めんばかりのパワフルさでもって、エクスペリメンタルなテクノを放つ。

  

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牛田祐輔(27)ADSRデザイナー 

「イッセイミヤケです!」

 

 

 

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chie(27)看護師 

「超楽しいです」

 

 

 

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続くニーナ・クラヴィッツでは、写真家・蜷川実花のフォトマッピングも行われるという、この夜限りのスペシャル仕様。無機質なフロアに硬質なテクノが渦巻くなか、鮮烈な写真が暗闇に浮かび、消えていく。聴覚も視覚も(音圧を感じる)触覚も、刹那の美しさにまみれて、酔いも夜もどんどん深まっていく。決してアッパーになりすぎることはなく、あくまでディープに、生々しくもクールに、ぐいぐい引き込んでいく。

 

 

 

 

 

ふと外に出てみると、オープンエアスペースでは乾杯が重なっていて、その温度差も愉しい。どこもハッピーな笑顔ばかりだ。2016年の今の大阪だから生まれた、スペシャルなパーティーとなった。

 

 

 

 

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трип JAPAN TOUR 2016

11/25(金) at CREATIVE CENTER OSAKA(名村造船所跡地)

CAST:NINA KRAVIZ(трип from RUSSIA) / BJARKI(трип from ICELAND) / Photo Mapping – Mika Ninagawa / CROSSBRED / 行松陽介 / 他

VJ:KOZEE Lighting:SOLA

 

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CREATIVE CENTER OSAKA

大阪市住之江区北加賀屋4-1-55 名村造船所跡地

Tel : 06-4702-7085

http://www.namura.cc

 

Photo / KAZUKI WATANABE

Text / TAKUYA NAKATANI


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