｢とびだせ Boonies!!」
第2回 『入場料は野菜!? ギブミーベジタブル！』の巻

こんにちは！
ライターのメリーです。

前回から始まった連載「とびだせBoonies!!」。
関西から遊びに行くにはちょっと遠いゾという場所に、わたしメリーが遊びに行き目となり耳となってレポートするという極私的ワンウェイ通信です。

Booniesブーニーズ〈米俗語〉奥地､ 僻地､ 辺鄙な場所

全国から集結した料理人が即興料理！

前回、赤壁邸でゲットしたこのフライヤー。「入場料が野菜ってほんまかいな？」と半信半疑ながらも、即興料理も音楽もANTIBODIESも気になる！というわけで、畑で採れた夏野菜を抱えていざ岡山のKAMPへ！

日本各所で40度越えを記録した今夏。7月のこの日も駐車場から一歩出るだけでもうぐったり。灼熱のアスファルトとにらめっこして歩くうちに…着いた！

入り口から人が溢れまくってるけど、入れるんかな？

入り口付近には岡山や姫路の八百屋さんも出ていて、新鮮野菜やお米、瓶詰めアイテムがズラリ。

とりあえず、持ってきた野菜たちを置かせてもらおう！と中に入ると、真正面には野菜の祭壇が。私たちのナスとトマトもここに進呈。

“自給自足型、食＋音楽イベント”

KAMP内は大勢の人たちの熱気と音楽、それにフロア全体に広がるエスニックな香りが混ざり合ってこの上なくアジアンな雰囲気。すれ違うみなさん、美味しそうな料理を食しつつおしゃべりに興じています。


この「ギブミーベジタブル」。
“お金とは違った価値観で生まれる新しい循環と楽しさを体感しよう”というコンセプトで2010年から始まったイベントだそうで、参加者が入場料として持ってきた野菜を料理人が即興で調理し、できた料理をみんなでシェアするという夢のようなシステム。まさに極楽ここにアリ。

変幻自在な魔法の手

ウロウロしているとどこかから「鯛入荷しましたー！」の声。



わー！ちょっと調理場も見に行ってみよう！

カウンターの向かい側はオープンキッチンになっており、調理の様子を間近で楽しめるのも臨場感たっぷり。日本各地から（遠くは東京から！）集結した料理人の方々が粛々と下ごしらえをし、一体どの時点でそうなることが決まっていたのか、素朴な野菜達が魔法のように新しいひと皿へと変貌していくのは、さながらスペクタクルなショーのようだった。



と、ここでDJはBINGさんにチェンジ。

あっという間に空間がエキゾな音に染まっていきます

世界のキッチンがひと皿に

空腹も限界にきたところで、料理が並ぶカウンターへの長い列に参戦。



自分の番がきた瞬間、先ほどの鯛もカルパッチョになってやってきました！

そしてイノシシはカレーに！

というわけで、私のワンプレートはこうなりました！



写真を撮る前に鯛を食べてしまうという大失態！　それでもポテトサラダにカレーにチャンプルにそうめんカボチャのサラダにとてんこ盛りでいただきました！　口に運ぶたび沖縄からアジア、そして最後はインドへとトリップ（陶酔）しま舌。

ごちそうさまでした！

夜に行われていたANTIBODIES Collectiveのダンスパフォーマンスはあいにく見れなかったのですが、10月5日から4日間に渡り、瀬戸内海に浮かぶ犬島にて『エントロピーの楽園』という公演が行われるそうで、コチラも楽しみ（http://inujima.antibo.org）。

この犬島公演でも「ギブミーベジタブル」があるとのことで、秋の野菜を手に遊びに行きたい所存です！

そして次回の「ギブミーベジタブル」は、9月16日（日）＠山形県新庄市とのこと！　詳細はHP（www.givemevegetable.com）をチェックしてみてくださいねー。

それではまた！

Backpacker’s Inn & Lounge KAMP
岡山県岡山市北区奉還町3-1-35
http://kamp.jp