2016.08.27 Sat
#Shiga
日本で唯一の”湖の有人島”を巡る。
はじめての『近江八幡・沖島』 前編
映画「マザーレイク」が公開され、日本で唯一淡水湖で人が住んでいる島、「沖島」の人気が沸騰中。沖島があるのは情緒ある日本の風景が残る滋賀県の近江八幡市。時代を越えタイムスリップしたような2つの町の自転車巡りに挑戦してみた。
若者の移動手段である自転車。小旅行にも自転車が一台あれば行動範囲と移動の自由度が広がるのは日々思うこと。そんな願いをかなえるように、近江八幡駅前には500円で借りられるレンタサイクル「駅リンくん」があり、そのサービスが存在するだけで旅の楽しみは倍増するから嬉しい。
沖島には堀切港から出ている「沖島通船」という渡し船で行くことができ、その船に自転車を載せられる。近江八幡駅からサイクリングで堀切港に向かい沖島を自転車でサイクリングする。楽しい想像が膨らむ麩う有意義な旅だ。
拠点となる大阪駅から米原行きで1本で到着する近江八幡駅。姫路まで直通する線もあるため意外にアクセスが最高。近江八幡駅の階段を下りると駅前レンタサイクル駅リンくんがある。身分証提示で直ぐに自転車をゲット! 観光案内所が隣にあるため地図を片手に沖島に渡る船のある堀切港に向かう。
近江八幡駅北口を降りて左側にレンタサイクル、駅リンくんではママチャリを借りられる
自転車で走りだせば近江八幡らしい昔ながらの町並み。日本家屋が多く、滋賀が発祥である飛び出し坊やの看板や昔の郵便ポストなども発見できる。
滋賀県発祥の飛び出し坊や。鳥肉店前だけに頭に鶏が…
近江八幡駅から堀切港までは約10㎞。この日は向かい風、ペダルを踏んでも踏んでもあまり進まず、脚力に自信がない人は公共バスを利用するのがおススメ。でも、自転車で行かないと沖島内を自転車で巡ることができなくなるので究極の選択。
琵琶湖を中心に西の湖もある近江八幡市内には水郷巡りの船乗り場がところどころに点在する。1か所だけかと思いきや、この日だけで3箇所通り過ぎたから多い物だ。
見渡す限り田んぼの風景の中を走っていると近江牛牧場も発見。「おお!」 と思うけれど牛糞の臭さが強烈。土地の魅力を体感できるのが自転車の魅力だが、こういったこともあるのだと実感。
小川沿いをくねくねと走る道は向かい風、大分疲れたと思った頃に橋を左に渡ると堀切港に到着した。景色の先には大仏さまが寝ころんでいるような島と言われる沖島が見える。
橋を左に曲がれば堀切港に到着!
沖島と堀切港を一望できるスポットに到着。これだけでも達成感。
さっそく、沖島通運に乗りこむ。自転車は船の一番後ろのスペースに載せることができ、料金は無料なのが嬉しい。船内に券売機があり、そこでチケットを購入する。
海水浴シーズンなせいか、浮き輪を持って乗り込む家族連れの姿も
船員が2人いて船は結構揺れる。自転車が倒れてしまうので注意しよう
左が頭で右が胴体と見ると大仏さまが寝ころんでいるような形の沖島
沖島の漁港には島民の各家の持ち物である船がたくさん待機している
近江八幡駅を出発してここまでで約1時間、船内は湖水浴や観光客でぎっしり。
人口300人の沖島は戦国時代に関所が設置され、島の住民によって琵琶湖の保安が保たれていたという歴史がある。さて、ここからついに沖島の内部へ… 引き続き、自転車で巡る沖島 -上陸編- をお読み下さい。
Report / Yukako Okada
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