2016.08.12 Fri
#Osaka
平野町ぐるみ博物館《Report 2》
お手軽散策でも、趣と美味しさ満載!
平野町のあらゆるところに点在する町ぐるみ博物館。
ペーパーマップを片手に炎天下の中の実態調査を行っているが、11か所の博物館の他にちょっとした名所もある。それは歴史の面影と伝統、ちょっと面白い造形物など様々。それを発見できるのが平野町全体の楽しみだろう。
今回は、散策で巡りやすく、わざわざ入らなくても手軽に楽しめる博物館とそこを巡りがてら発見した造形物、名所を紹介。
まず、一番の見どころは平野本通り商店街内にある『新聞屋さん博物館』。創業明治22年1889年から現存する「小林新聞舗」は大阪市内で最も古い朝日新聞の販売店。大正ロマン建築に趣があり、大阪府の登録有形文化財にもなっている貴重な博物館。店内は月に一度見学可能だが、外観を見るだけでも十分価値がある。
個人的には新聞屋さん博物館の向かいにある日本家屋も気になった
新聞屋さん博物館
大阪市平野区平野本町4-12-3
開館日:毎月第4日曜(9時~17時)
商店街を抜けてすぐに『ちっこいだんじり館』もある。江戸時代から300年続く歴史を誇る杭全(くまた)神社の夏祭りの中でも「だんじり」は町全体に愛されている。そのだんじりの小さい模型が数多く展示されているのがこの博物館。お店自体は開いていないことが多いようだが、展示物はショーウィンドウに飾られているため、いつでも閲覧可能だ。
わが子や孫のために作られた手作りの小さいだんじり
ちっこいだんじり館
大阪市平野区平野東1-2-19
開館日:毎日
だんじり博物館から道を隔てたところには昭和時代に平野の台所で当たり前に合った竃(かまど)『へっついさん博物館』がある。家庭の燃料がガスや電気に代わる前、まきを焚口にくべて煮炊きに使われていた。平野の昔の生活スタイルに少し、触れることができる場所だ。
へっついさん博物館は平野の音博物館も併設している。竃は実際に使用もできるんだそう
へっついさん博物館
大阪市平野区平野本町3-12-2
開館日:毎日
気軽に見て楽しめる博物館はこの3つだけれど、町を歩けばあちこちに歴史の面影や伝統、面白いものが点在しているのも楽しい。創業慶応元年(1865年)の御菓子司「塩伊」にある福助人形は何とも言えない表情だ。
そして散策中に偶然発見したのが旧武家屋敷をリノベーションして作られたパン屋『ブーランジェリーtrois 3(トロワ)』。落ち着いた店内には美味しいこだわりパンがズラリ。イートインコーナーもある為、町歩きの休憩どこにぜひ、利用してみてほしい。
門から店内までの庭も見所
ブーランジェリーtrois 3
大阪市平野区平野本町3-5-3
営業日:10時~19時
定休日:日、祝、第3火曜日
TEL:06-6777-1872
訪れるたびに、新たな趣と楽しさを発見する平野のまちぐるみ博物館。次回は甘いスイーツ、食して楽しめる博物館を紹介。こうご期待ください!
Report / Yukako Okada
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