Fashion & culture web media from Comepass
Facebook Twitter LINE

2016.05.24 Tue

#Kyoto

ポール・スミスを知る。<br>京都から始まる大型展覧会

ポール・スミスを知る。
京都から始まる大型展覧会

#アート#カルチャー#展覧会

Facebook Twitter LINE

 

世に確かな影響を与え、ものごとのターニングポイントになる天才的な人物。例えばスティーブ・ジョブス、デヴィッド・ボウイ、坂本龍馬、黒澤 明などなど、それは相当に限られた人物で、そういった人たちがいたからこそ、今の世の中があるわけで。いわば偉人の域に達している人たちの頭の中は一体どうなっていたのやら。永遠に知りたいことであり、これからもずっと僕らの興味を惹きつけていく事柄だと思う。

 

サー・ポール・スミス。その人も間違いなく前述の人物たちに並び称される人であり、ファッションのシーンに絶大なる影響を与え続けている人物の一人。その機知に富んだエレガントでクールな思想やアイデアは、いまの僕らのファッションや生活に果てしなく大きな影響を与えたと言ってもいい。クラシカルとモダンを融合した洋服のデザインはもちろんそうだけど、他にもアートに対する造詣の深さなど、彼のクリエイティビティは一言では表せないぐらいにスペシャルだ。

 

 

『ポールのオフィス』 現在、ポールがアイデアを生み出しているオフィスを造作と実物で再現。 © Luke Hayes<br />

『ポールのオフィス』 現在、ポールがアイデアを生み出しているオフィスを造作と実物で再現。 © Luke Hayes

『ポールの頭の中』 ポールがどのように物を見ているかを、10台のモニターで紹介。© Luke Hayes

『ポールの頭の中』 ポールがどのように物を見ているかを、10台のモニターで紹介。© Luke Hayes

 

 

『コラボレーション(エビアン、2009年)』 エビアンとのコラボレーション。© Luke Hayes

『コラボレーション(エビアン、2009年)』 エビアンとのコラボレーション。© Luke Hayes

『コラボレーション(ロバーツラジオ、2008年)』 ロバーツラジオなど、多くのコラボレーションから厳選した作品を紹介。© Luke Hayes

『コラボレーション(ロバーツラジオ、2008年)』 ロバーツラジオなど、多くのコラボレーションから厳選した作品を紹介。© Luke Hayes

『ホテルのベッドルーム』 ポールが初めてコレクションを発表した当時のホテルの部屋を再現。© Luke Hayes

『ホテルのベッドルーム』 ポールが初めてコレクションを発表した当時のホテルの部屋を再現。© Luke Hayes

『デザインスタジオ』 ポール・スミス社のデザインスタジオを再現。© Gee Whiz Digital

『デザインスタジオ』 ポール・スミス社のデザインスタジオを再現。© Gee Whiz Digital

 

 

そんな氏の頭の中を知ることができたら? 歩んできた道を見ることができたら? クリエイティビティの一端に触れることができたなら? 想像しただけでもワクワクが止まらないけど、そんなことが現実に起きてしまうから、思いもよらない好機が訪れるから、僕らはやっぱりこの世界が大好きだ。

 

『HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』

 

2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開催された展覧会で、その圧巻の内容に世界が湧いたことは記憶に新しいけど、その展覧会がなんと、ここ日本で開催されることが決定した。しかも僕らのホーム、京都からスタートというのだから、思わずガッツポーズをしてしまうほどに興奮が止まらない。

 

 

『コラボレーション(ミニ、2016年)』 世界初公開される、新しいストライプ柄のローバー社(当時)「ミニ」とのコラボレーション。© Paul Smith Ltd.

『コラボレーション(ミニ、2016年)』 世界初公開される、新しいストライプ柄のローバー社(当時)「ミニ」とのコラボレーション。© Paul Smith Ltd.

『ポールのアートウォール』 壁一面にポールが収集した絵画や写真などを展示。© Gee Whiz Digital

『ポールのアートウォール』 壁一面にポールが収集した絵画や写真などを展示。© Gee Whiz Digital

 

約2800点。膨大な展示品の中身は、ポール・スミス一号店となったショップやオフィスの再現、写真や手紙のコレクション、サー・ポール・スミス自身の頭の中を表現した映像インスタレーション、もちろん過去のコレクションももれなく。そして、世界初公開となるストライプ柄のローバー社(当時)のミニなど、まさに展覧会、いや博覧会とさえ言える圧巻の内容となりそうだ。

場所は、岡崎のグッドロケーションに佇む京都国立近代美術館。日程は6月4日(土)からと、場所・気候もパーフェクト。

もう二度と見られないかもしれない、サー・ポール・スミスの濃厚で美しいワンダーランド。まさか見逃すことなんかできないし、一度と言わず、二度、三度と訪れればその度に違うことに気づくかもしれない。

まずは一度、サー・ポール・スミスが待っている京都へぜひ。

そして、氏の素晴らしき世界をその肌、目、鼻、脳で感じにいこう。

 

 

『ポール・スミス一号店』 1970年にポールがイギリス。ノッティンガムにオープンした1号店を再現。© Paul Smith Ltd

『ポール・スミス一号店』 1970年にポールがイギリス。ノッティンガムにオープンした1号店を再現。© Paul Smith Ltd

『ポールのポートレイト』© James Mooney

『ポールのポートレイト』© James Mooney

 

 

ポール・スミス展

HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

会期 : 2016年6月4日(土)〜7月18日(月・祝)

会場 : 京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町

開館時間 : 9:30〜17:00 ※金曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで

休館日 : 月曜日 ※ただし、7月18日は開館

当日券 : 一般¥1500、大学生¥1200、高校生¥900

前売券 : 一般¥1300、大学生¥1000、高校生¥700 ※6月3日まで販売

 


 

Facebook Twitter LINE
loading