どすこい！「うめきた場所 inグランフロント大阪」観戦レポート

大阪に春を呼びこむ、大相撲三月場所。３月12日（日）からの開催を間近にひかえた同月４日（土）に、まさかの”グランフロント大阪”で「相撲が観られる！」との仰天NEWSをうけ、心躍る想いで観戦して参りました。

陽射しに春を感じる、絶好の相撲日和。会場となったグランフロント大阪 うめきた広場には、本場所さながらの立派な土俵がドド〜ン！

大関 豪栄道（大阪府寝屋川市出身！）を筆頭に、琴奨菊、嘉風、琴勇輝などなど、人気力士が多数出演するにもかかわらず、入場無料という太っ腹企画に感涙。土俵まわりはもちろん、駅につながる大階段にも、人、人、人の満員御礼！　この日の観客数は5000人にものぼったとか。

そして会場では「ちゃんこ」販売や、こどもが楽しめる「トントン紙相撲」、「相撲文字実演」もあり、こちらも大盛況。

「うまい・多い・塩味！　青春の味ッス」という、絶品ちゃんこは一杯￥500。おすもうさんが販売してくれると、３割増しで美味しそうに見えますね

作って遊べる「トントン紙相撲」コーナー。こどもたちが相撲に興味をもって、好きになるきっかけになるといいなぁ。

14時になると、江戸の風情満点の「寄席太鼓」が響き、つづいて土俵をステージに若い力士たちが七五調の囃子歌「相撲甚句」（すもうじんく）を披露。

来場者 VS 力士 により綱引きのあとには、待ってました！の豪栄道が登場し、土俵上で髪結いの実演も。

豪栄道をモデルに、美しく大銀杏を結い上げる床山さんのパフォーマンス。着流し姿も凛々しい豪栄道。大関としての貫禄抜群!

そして、続いてはこちら

巡業先の花相撲などで披露されることの多い「初切」（しょっきり）は、本場所とはことなるユーモラスな立ち回りが人気。笑いにシビアな、なにわマダムも大満足のご様子。

出ました、琴奨菊！

「うめきた場所」に駆けつけた関取衆による、華麗な土俵入り。それぞれに個性のある化粧廻しをチェックするのも楽しみのひとつ。

相撲イベントといえば、おなじみの「ちびっこ相撲」

幼児から弟子入り間近!? な少年まで、力士を相手に大奮闘でした。

そして、ここらは本場所さながらの力士同士の取り組み、東西にわかれてのチーム対抗戦。琴勇輝の「ホゥッ！」や、琴バウアーなる言葉もうまれた琴奨菊の決めポーズもバッチリ。短い時間ながら迫力ある取り組みを満喫できました。

稀勢の里という待望の新横綱誕生を追い風に、人気が加速する大相撲。「うめきた場所inグランフロント」では、その息吹と熱量を肌で感じることができました。

それにしても、1500年以上続く日本の相撲を、こんな都会の真ん中（しかも屋外）で観戦できるスペクタクルな現実に感動!!　生相撲初のカメラ女子K氏も、まわし一丁の力士に「かわいい」「かわいい」を連呼し、相撲に魅了された感ありあり。

今年の三月場所は、すでに前売りチケットは完売しておりますが（涙）、大阪のあちらこちらで、おすもうさんを見かけるチャンスの多いこの季節。陽気もいいし、街に出かけてリア充しませんか？

うめきた場所 inグランフロント  17.03.04

Photo / Hanako Kimura　Report / Shiho Fujiwara