2017.01.27 Fri
#Kyoto
シリーズ『京都STANDARD3』
京都は、銭湯文化も深いようです。
独断と偏見で選ぶ、京都市内のいろんな“マチガイナイ”3ショップを選出しました!
京都で迷ったら『ここへ』。
今回は情緒あふれる個性的な「銭湯 編」です。
すっぽんぽんで眺めるアートな風呂
船岡温泉
銭湯のテーマパークともいうべき圧巻の脱衣所。くまなくチェックしたい
町の銭湯のイメージを覆す、威風堂々たる外観。脱衣所へと上がれば、色鮮やかなマジョリカタイルがズラリと並べられた内装が目に飛び込み、天井には木彫りの鞍馬天狗、さらには透かし彫りの欄間など、愛くるしくもアバンギャルドな意匠が細部にまで施されている。「代々いじるのが好きで(笑)」と話す五代目の大野 松之助さんも男湯と女湯それぞれの壁の上に瓦屋根を敷くなど、そのDNAは脈々と受け継がれている様子。ニュースタイルの入浴へいざ!
オープン前からお客が並ぶほどの人気ぶり。風邪をひかぬか心配
人情味あふれる銭湯の魅力にどっぷり浸かりたい
日の出湯
昔は2階で宿泊することもできたが、現在は1階のみを使用している
暖簾をくぐると、「おいでやす」のひと言で迎えてくれる『日の出湯』が、戦前の建物を引き継ぎオープンしたのは、今から67年前(!!)。 当時の面影をそのままに現代へと伝える、京都は西九条の生きるレガシーだ。木製のロッカーをはじめ、番傘用の傘立てや貫表記の体重計といった昭和のお宝が現役バリバリ。それらとは対照的に、洗い場はジェットバスや電気風呂などモダンな設備で、地元民や旅行客の溜まった疲れをすっきり洗い流している。
「おかあさん先上がんで!」の声は毎日、複数回聞こえてくるそう
たぎる情熱とアイデアで街をHOTに!
サウナの梅湯
夜になれば、『サウナの梅湯』のネオンライトが高瀬川を明るく照らす
大学時代に銭湯サークルを立ち上げるほどの風呂好きが高じて、前オーナーからここを引き継いだ若冠26歳の店主、湊 三次郎さんが営む銭湯。天然地下水をくみ上げ、薪火で焚き上げる伝統的なスタイルをしっかりと守りながらも、「銭湯の固定観念に縛られたくない」と月イチでゴキゲンなイベントを催したりバーカンならぬサイダーカウンターを増設したり、斬新なアイデアの数々で街を沸かす。銭湯ブーム沸騰寸前、次なる一手にますます期待が高まる!
慣れた手つきでボイラーに薪をくべ、火をおこす湊さん。彼自身も熱い男なのだ
サウナノウメユ
京都市下京区木屋町通上ノ口上ル岩滝町175
Tel:未設
15:30~23:00(土日6:30~12:00、15:30~23:00)
木曜休
入浴料 : 大人¥430(シャンプー&ボディソープは無料貸出)
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