｢出町柳･鴨川のたもとでゆるり暮らす、飽きっぽい彼女」
百合佐織 Monday Morning Girl #40

#月曜女子

月曜、朝の女の子 40人目

百合佐織 Saori Yuri

デザイナー / ライター

おはようございます。

ついこの間、素敵なコラム「いつだって出町柳の鴨川デルタに助けられている」（https://suumo.jp/town/entry/demachiyanagi-yulily100/）に出会った。私も住むこの街の空気感を、気持ちよく表現した“ゆりりー”の感性に触れたくて出町柳駅で待っていると、若緑が似合う女の子がやってきた。

てっきり下の名前が“ゆりちゃん”なのだろうと思っていたけど、苗字なんだ!! なんて、他愛も無い話をしながらお気に入りのスポットを巡るツアー。「出町座で最近見たのは、バーフバリ」、「唐揚げは家まで我慢できなくて、鴨川でビール片手に食べたり（笑）」とか、小話も聞けて楽しい。

佐織ちゃんはこの春、新卒から5年間勤めた会社を退職。webデザイナーをしていたそうだけど、同じ日々が積み重なる毎日に「もうちょっと違うことをしたい!! 自分のスキルは他のところでも通用すのだろうか?」と、以前から興味のあった住まいサービスを扱う会社に転職した。

5月から働きはじめた新しい職場ではデザインをする傍ら、文章を書くライター業もこなす。さらに、グッズ作成、Instagramの運営など、枠にとらわれずやりたいことがなんでもできるところに魅力を感じたと言う。「業務の割合は、デザイン:プログラミング:ライティングを1:1:1、同じくらいの割合でやってます。なんだか器用貧乏感がありますが、飽きずに楽しめています」。

くるくる歩き回ったので一休み、川沿いのベンチに腰を下ろす。今日は天気も良いことだし、Artisan’Halles（アルチザナル）のパンと、LIGHT UP COFFEE（ライトアップコーヒー）のアイスコーヒーという佐織ちゃん定番セットを迎えてピクニックとしよう。本を読んだり、ジョギングをしたり、鴨川とともにある生活が出町柳で暮らす一番の醍醐味のようだ。

パン屋さんでは、「いつも違うやつを選ぶので…」。調べ物をしていたスマホを見るとAndroid、「iPhoneは飽きちゃった」。話を聞いていると、どうやら佐織ちゃんは飽きっぽい。でも、この伸び伸びしたポジティブな飽きっぽさが、次なる好奇心や発見に繋がっている。

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出町柳に住んで、鴨川沿いを自転車で通勤して初めて知ることだってたくさんある。（略）日常の何気ない瞬間がこんなにたくさんの色に満ちているなんて。（略）日々にみずみずしい発見があって、それを気持ち良いと思えるならそれでいいじゃないか。（略）わたしだって新しい挑戦のために仕事を辞めて、自分なりに前に進んでいる。（略）自分のやりたいことを叶えていったら出町柳に住んでいた。（「いつだって出町柳の鴨川デルタに助けられている」より引用）