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2016.08.01 Mon

#Osaka

本場イタリア直輸入のヴィンテージバイク専門店『BI・CI・CLASSICA』

本場イタリア直輸入のヴィンテージバイク専門店『BI・CI・CLASSICA』

#イタリア#ヴィンテージ#松屋町#自転車#輸入

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松屋町にある古民家の並びにショーウィンドウに自転車を飾る一角がある。看板には「BI・CI・CLASSICA(ビ・チ・クラシカ)」。イタリア語で古典的な自転車という意味だ。実はここ、ヴィンテージ自転車を専門に取り扱う店舗。

 

 

自転車とパーツたちが宝石のようにディスプレイされたショーウィンドウ

自転車とパーツたちが宝石のようにディスプレイされたショーウィンドウ

店内にはヴィンテージ自転車がずらりと並ぶ

店内にはヴィンテージ自転車がずらりと並ぶ

 

 

一歩、足を踏み入れれば、美しく輝くヴィンテージ自転車が所狭しと並べられ、まるで美術館のよう。この店のオーナーがイタリア人で建築デザイナーのルイジ・ヴェラーティさん。元自転車ロードレースの選手で自転車をいじること乗ることがライフワークの一つだ。

 

 

照明や壁のデザインは全てヴェラーティさんとマホさんがデザイン。ヴェラーティさんは建築デザインでグッドデザイン賞も受賞している

照明や壁のデザインは全てヴェラーティさんとマホさんがデザイン。ヴェラーティさんは建築デザインでグッドデザイン賞も受賞している

オリジナルの壁掛けスタンドで壁面に自転車をディスプレイ

オリジナルの壁掛けスタンドで壁面に自転車をディスプレイ

 

 

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流暢な関西弁を話すヴェラーティさんとマホさん

 

 

特にクロモリという素材を使った線の細さが特徴的な自転車が好きなヴェラーティさん。傷んだ自転車パーツを自身で一つ一つ、丁寧に磨いて修理する「レストア」を施していくのが至福の時間。パーツの年代や色合いをバランスよく組み合わせて作られる1台は自転車業界の人から見ても深く称賛されるほどその完成度が高い。

 

 

レストア中の自転車フレーム。本業の合間を縫って作業するため1台完成するのに半年以上かかることも

レストア中の自転車フレーム。本業の合間を縫って作業するため1台完成するのに半年以上かかることも

イタリアで人気のブランド「カンパニョーロ」のクランク。穴の空いた肉抜き加工はヴェラーティさんオリジナルの加工

イタリアで人気のブランド「カンパニョーロ」のクランク。穴の空いた肉抜き加工はヴェラーティさんオリジナルの加工

 

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ほとんどのヴィンテージバイクはイタリアの高級自転車ブランド「カンパニョーロ」で組まれている

 

 

 

ヴェラーティさん自身、ハンドメイドで作られているヴィンテージバイクをレストアしていると溶接や塗装の丁寧さや繊細さが伝わり、当時の職人と対話しているような感覚になるんだとか。

 

 

 

金メッキに皮のバーテープ、車輪(ホイール)はなんと木製。乗り心地がとてもやわらかいんだとか

金メッキに皮のバーテープ、車輪(ホイール)はなんと木製。乗り心地がとてもやわらかいんだとか

明るい色遣いのこの自転車は「パレッティ」。パレッティさんという人が製造した

明るい色遣いのこの自転車は「パレッティ」。パレッティさんという人が製造した

 

 

店内には自転車はもちろん、今では珍しいウールのヴィンテージサイクルウェアやタイヤバッグ、バーテープなども販売。

 

 

 

 

時代、国境を越え今、このビチクラシカで新たな装いをまとい洗練された輝きを放つヴィンテージ自転車。お店に訪れれば、ヴェラーティさんか娘さんのマホさんが出迎えてくれる。意外にもヴェラーティさんはとても流暢な関西弁を話す。会話を楽しみつつ自転車の「奥深さ」をぜひ、感じ触れてみてほしい。

 

 

 

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BI・CI・CLASSICA  ビ・チ・クラシカ

大阪市中央区瓦屋町1-10-7

Tel:06-6777-7070

平日 10時〜19時、土・祝日 13時〜19時

定休日:日曜日

www.biciclassica.com

 

Report / Yukako Okada

 

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