日本で生み出される繊細で美しい照明たち
谷町にあるコバルトブルー

大阪市中央区、銅座公園の前にほんわりと店舗を構えるメイドインジャパンのオリジナル照明を扱うのが「コバルトブルー」。緩やかな音楽の流れる店内はありとあらゆる照明が飾られその美しさに心が洗われるような気分になる。

店内の照明はひたすら繊細で美しい切子や子供心をくすぐる猫やウサギ、アンティーク風のどこか懐かしい花型、タマゴ型、モール型ととにかく種類豊富で高品質だということはすぐにわかる。

特に力を入れるのは、86歳で大阪在住のガラス加工職人藤本幸治さんが作り上げる照明たち。

ガラスを専用の機械で細かくカットしながら花や鳥などを描いていく。白い粉を吹きかけて乳白の色付けをしていくサンドブラストという技法を組み合わせた照明は日本でできる人は唯一というから大変価値が高いものだ。

しかし、「より多くの人に切子の美しさを知ってほしい」という藤本さんの願いから販売価格はいたってリーズナブル。

当初はギャラリーとしてオープンし14年目となる店舗では一つ一つハンドメイドで一点ものの作家作品も販売されている。

時代とは逆行しLEDは使わず、ガラスがもっとも美しく見えると白熱灯を入れるのもオーナーのこだわり。

自身の部屋のサイズにあう照明に出会うのならデザインはもちろん、配線の長さの調整や使う金具、照明のサイズは実際に目で見たほうが確実。心が澄み切るような店内にぜひ足を運んで癒されてみては？

コバルトブルー

大阪市中央区内久宝寺町2-7-15

Tel：06-6764-7150

11:00〜18:00　不定休

E-mail:info@cobaltblue.jp

http://cobaltblue.jp/

Report / Yukako Okada