兵庫県の木や土ともっと近くなる
自然と対話できる店『HASE 65』

#ショップガイド #ライフスタイル #植物 #王子公園

関西でも有数の、自然溢れる六甲山。街に近く、身近な存在でありながら、その山の土や木の状態については、あまり知られていないのが現状である。そこで、自然災害と山との関係や未来に残していくべき森としてのあり方を考え、実際に様々な取り組みを始めている「ミドリカフェ」のウチダケイスケさんと「シェアウッズ」の山崎正夫さんがタッグを組んで、今年３月、王子公園高架下にオフィス兼ショールーム兼ショップとして、『HASE65（ハーゼロコ）』をオープンした。

無農薬・無科学肥料の野菜の種¥320

クスノキ、ヒノキ、ホオノキなど様々な樹種の木で作られた木のたまご¥200〜。オブジェとしても、実際に手で触っても、手軽に木のもつ温もりを感じることができる

ランドスケープデザイナーでもあるウチダさんが取り扱う天然素材の土や堆肥などのガーデン資材と、山崎さんが取り扱う木材や六甲山の間伐材で作られた木製品が並び、店内は心地よい木の香りに満ちている。どちらもこれまでに六甲山や環境問題、土作りやガーデニングなどの数々のイベントやワークショップを開催してきたとあって、新しい拠点での今後の展開が非常に楽しみ。店内ではコーヒーなどのドリンクも味わえるので、お茶を飲みながら庭や木材の相談をすることもできる。

六甲山の間伐材で作られたTIMBER POT。福井県のろくろ職人がひとつずつ削り出して製作している。大¥4000、小¥3000