2018.07.24 Tue
#Kyoto
営業は毎月末、土日の2日間だけ。
秀逸なフリーペーパーに出会える店
清水寺のお膝元・東山五条にある、月末ウィークエンド限定で暖簾を掲げる書店。小説や漫画の類は一切なし。ファッションや健康のみならず、短歌や縄文、工業に妖怪といった、マニアックな視点とハイクオリティなデザインのギャップがオモロいフリーペーパーが並ぶ。
まずは、女子大生にして店主を務める森谷彩加さんがビギナーに向けてセレクトした9冊をご紹介。どれもフリペならではの秀逸な特集ばかり。
1_東北大学病院の広報誌「hesso」。カラダ中心に、医療について秀逸なイラストとデザインで分かりやすく伝えてくれる
2_”短歌で遊ぶフリーペーパー”がコンセプトの「バッテラ」。内容はもちろん、毎号異なるデザインにも注目
3_知ってはいるけど、よく知らない縄文時代に特化した「縄文ZINE」。タイムスリップした気分になれる、はず
4_『只本屋』と『無印良品』によるワークショップを元に制作。「わたしらしい食」。”衣食住”の3号で紹介する
5_妖怪1体を毎号紹介していく、手のひらサイズのフリーペーパー「妖」。妖怪ウォッチばりにコンプリートも狙いたい
6_岡山の建設機械メーカー・タグチ工業が社内報として隔月発行する「ガジラ通信」。”読む工場見学”的な一冊だ
7_京大生による京大生のための一冊「Chot☆Better」。浪人生活や浮気などタブーにメスを入れた特集が面白い
8_”水を還す”をテーマに、デニムと水の知られざる関係性を詳細かつ丁寧に紹介。服はもちろん、環境にも興味が湧く
9_「ヘルス・グラフィックマガジン」は、乾燥肌や体臭、花粉症といった気になる健康問題にフォーカスして紹介。
只本屋唯一のルールは、
“8冊まではタダ”
「8冊に絞っているのは、内容に目を通して選ぶ楽しさを味わってほしいから。キャッチーなジャケットに惹かれてページをめくると、見事にハマッたりする予期せぬ出会いこそフリペの魅力なんです」と森谷さん。作り手のプライスレスな想いが詰まった書籍を手に取れば、知らなかった世界に一歩踏み出せる。
只本屋 タダホンヤ
京都市東山区慈法院庵町594-1
Tel:未設
9:00〜18:00 月末土日のみ営業
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