Fashion & culture web media from Comepass
Facebook Twitter LINE

2018.06.12 Tue

#Kansai

よしもと芸人『女と男』の和田ちゃん、帽子デザイナーになるっ‼︎ の、巻き

よしもと芸人『女と男』の和田ちゃん、
帽子デザイナーになるっ‼︎ の、巻き

#インタビュー#帽子

Facebook Twitter LINE

 

「モノヅクリ=モノガタリ」をコンセプトに、独自の世界観で「服」だけでなく、さまざまなモノを製作創造しているRBT。展示会のために訪れたアトリエの壁際で、ひときわときめく「帽子」のコレクションに出会った。

 

 

 

 

「新しい展開ですか?」とたずねると、「これね、『女と男』ってコンビで芸人やってる和田ちゃんがはじめた『WONDER WOO(ワンダー ウー)』っていう帽子のブランドなんですよ」と、RBTヒガシさん。

 

カラフルなオカッパヘアとユーモラスな和装、キラキラな笑顔が印象的なテレビで知る彼女のイメージと、目の前にあるちょっぴりモードでファンタジックな帽子の趣きがあまりにもぴったりマッチしていてステキだったのと、芸人さんが手がける新ブランドという興味もあり、もっと話を聞きたくなってきた。

 

季節はもうすぐ、夏。主役になる帽子を探している女と男は必見のインタビューをお届けします。

 

(インタビュー・文 / 藤原志保 写真 / 木村華子)

 

 

 

 

はじまりは、「かわいい帽子って、なんでちっちゃいん?」の悩みから。

 

わたし、帽子がめっちゃ好きなんですよ。帽子屋さんを見つけたらすぐに入って、何個も何個も試着してみるんですけど、自分の好みとサイズ感に合う帽子に全然出会えない……。わたしの頭は大きめなんで、サイズで選ぶとメンズの帽子になってしまうんです。頭の大きさは変えられないので、いつか自分で帽子を作ろうと決心して、ひそかに洋裁学校に通いはじめたんですけど、基礎から学んで、いったい何年かかるんやろう? って、思ったりもしてました。

 

RBTさんには以前から衣装でもお世話になっているんですけど、あるときそんな話をヒガシさんにしたら「そんなん、今すぐ作ったらいいやん!」って言われたんです。「作家とか職人にならなくても、自分の好きな帽子を作る方法はあるはずやで」と教わって、「そうなんやー!」と。いつ実現するやもしれない帽子作家を目指していたわたしには、自分のブランドをはじめるとか、デザインを手がけるみたいな発想がなかったので、ヒガシさんのアドバイスは衝撃的でした。自分の両親以外で、わたしの夢みたいな発言にポンと背中を押してくれる人に出会ったことがなかったから、最初はからかわれてるんかなと勘ぐったりもしたんですけど、そのおかげでパッと世界が広がった気がしています。

 

 

衣装協力ほか、『WONDER WOO』のご意見番としても和田ちゃんをサポートしているRBTのヒガシテッペイさん(写真左)

 

 

 

和紙から出来た麦わら帽は、ひとつひとつ職人さんの手作り

 

いくつかデザイン画を描いて、「キャップ」「ベレー」「ハット」の3型にしぼりました。夏にかぶって涼しい帽子って、クッタリした素材感のものが多いけど、わたしは帽子として存在を主張してくれるデザインが好きなので、しっかりしていて涼やかで、カタチがくずれにくい麦わら素材がいいんじゃないかということになり、和紙から出来たブレードを使った帽子を職人さんに作っていただくことになりました。ツバの大きさやかぶった感じの高さとか、すごく細かいところまで自分の気持ちを伝えさせてもらって、ずっと探し求めていた「かわいいのに大きいサイズの帽子」が完成したんです。

 

 

ナチュラルな色合いのものが多い麦わら帽をあえてカラフルに。帽子の内側に工夫を凝らして約57cm〜61cmのフリーサイズで展開

 

 

キャップのファーストサンプル。和田やから「W」を入れたいけど、みんなが和田じゃないのでロゴの主張は控えめにして大人っぽく

 

 

 

汗をかいてもサビない帽子は、夏のおしゃれの最高のスパイス!

 

中学生から社会人になるまでハンドボールというスポーツをやっていて、遊びに行く時間も、おしゃれな普段着を買う余裕もなかったので、青春時代のほとんどをジャージで過ごしました。今のお仕事をはじめて、ようやく自分で好きな服を買えるようになり、ファッションに興味が湧くと「服」だけでじゃなくて「アクセサリー」も気になってくるんですけど、わたし汗っかきやし、ネックレスつけてたらサビてくるしで、帽子だったらそんな心配もないのが好きな理由のひとつかも(笑)。

 

うちの相方の市川くんは、ほんまに帽子が似合わなくて、何をかぶっても「ものボケ」みたいになってしまうんですけど、『WONDER WOO』のハットは奇跡的に似合うんです!

 

せっかくはじめたことなので、帽子のデザインはこれからもつづけたいですし、いつかは子どもの帽子も作ってみたいですね。

 

 

 

『WONDER WOO』の新作をかぶった和田ちゃん(左)と相方の市川さん(右)

 

 

[LIVE情報]

「女と男」コンビ結成15周年記念ライブ

Woman&Man

7月13日(金)  @なんばグランド花月

ゲスト:とろサーモン

公式サイト情報

 

 

WONDER WOO ワンダー ウー

https://wonderwoo.thebase.in

 

取り扱い店:帽子専門店 HATLABO  www.hatlabo.jp

撮影協力:RBT  www.rbtxco.com
※今回紹介した帽子はすべて¥16000(税抜)6/12よりリリースされます

 

Facebook Twitter LINE
loading