オモロくてナンボ”の精神が生んだ直営店「ブルーナボイン大阪」が道頓堀に

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今年で設立20周年を迎える＜ブルーナボイン＞が東京に続き、本拠地の大阪にも直営店をオープン。ハイエンドラインである＜サンキューロビン＞、ハイクオリティなレザーをバリューなプライスで提案する＜バット＞をはじめとする同ブランドはもちろん、エポックメイキングなリメイクを始めとした＜フレイフレイ＞もフルラインナップ。

店内中央には“エクストラヴァガンザ”なるコーナーを設置し、ニューメキシコなどから買い付けた1点モノのインディアンジュエリーも並べられた。場所はアメリカ村から南に下った道頓堀の西側。ミナミらしい混沌とした雰囲気が色濃く残るエリアでありながら、ショップに入ると背が少し伸びるような品のある佇まい。しかしながら、スタッフの接客は馴染みやすいコテコテの関西弁ときた。カジュアルなデザインながら緻密な縫製や上質な素材をまとう＜ブルーナボイン＞の服と同様に、この直営店にも“オモロくてナンボ”というギャップが媒介。

周辺には古き良き喫茶店や酒場が密集するためか、「ウチの店に寄った後に、美味いもん食べて帰ってもらったら幸せになるでしょ」というデザイナーの辻マサヒロさんの想いも込められている。ここ最近はキタにそびえ立つファッションビルの台頭によって、難波・心斎橋界隈に目立った路面店が少なくなったのも事実。そんな大阪ファッションシーンへのカンフル剤ともいえる同店が、ミナミを面白くしてくれるに違いない。