2017.11.01 Wed
#Other
正しい洋服のカタチを求めるブランド『CURLY』に迫る。
香川県の縫製工場から発信する〈カーリー〉。このスウェットをはじめ、プライス以上の高いクオリティが人気のブランドだ。新作紹介、デザイナーへのインタビュー、定番品の着こなしサンプルを通し、その魅力に迫ってみた。正しい洋服のカタチがこのブランドにはある。
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CURLY
Designer’s VOICE
現場から生まれるアイデアをデザインに落とし込むのも強み
—09年から〈カーリー〉を手掛けられていますが、もともとどういった経緯でご自身のブランドを立ち上げられたのでしょうか?
「セレクトショップを退職してから入った川北縫製の技術力の高さを、より多くの人たちに感じてもらいたい。その想いでスタートしました。それにファッション、生産工場、地方の3つをつなげることが、自分がそれまで経験してきたことにぴったりとハマる感覚もありましたね。僕が生まれ育った地元の香川県は、手袋の産地として国内生産のシェアが90%といわれています。弊社も手袋工場から始まり、手袋の指先などミリ単位の縫製技術が〈カーリー〉の服作りにも存分に活かされています」
—すべての品番を工場と二人三脚で作られているわけですね。職人さんとのやり取りのうえで、どのようなことを大事にされているのでしょうか?
「自分が見落としていたり気付かなかったりすることもあり、縫製現場から生まれるアイデアをデザインに落とし込むことも、うちならではの強みだと思っています。そこはこれからも大切にしていきたいですね。また自分がカタチにできるわけではないので、職人さんには常に敬意を持って接するようにしています」
—13年夏に東京の南青山に直営店『The Weft』をオープンされ、いよいよ来年には節目の10周年を迎えられます。今後の展望を聞かせてください。
「ラフィージップパーカーやトラックJKT&パンツなど、立ち上げからずっと続けているアイテムは10年後、20年後に見ても色褪せないようにしていきたいですね。また弊社にはない特別な技術を持つ生地メーカーさんや工場さん、それにブランドさんとの協業も積極的にチャレンジしたいと思っています」
デザイナー 伊藤裕之さん
大阪芸大で染めと織りについて学び、香川県のセレクトショップで販売、バイイング、企画を経験。その後、さぬき市にある川北縫製に入社。09年春夏に<カーリー>をスタート。スニーカー、コーヒー、うどん、海外ドラマが好き。
The Weft
Tel : 03-6450-5905
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