大阪古着界の殿堂店『Pigsty アメリカ村店』
大阪の古着屋さんガイド 09

#ピグスティ

ミナミの古着クルーズ

まずはこの店から

99年のオープン以来ここミナミの、いや大阪の古着シーンをグイグイ引っ張ってきた殿堂店の一つ。中崎町や東京･原宿にも店舗を構えているけれど、’10sのワークシャツから00年代のアイテムまでのブツ量、それに伴うハコの広さはここが一番。レギュラーとヴィンテージがバランス良く並び、扉の前に設置された定期的に入れ替わるスペシャルプライスのラックを含め、海のように広大なラインナップで多くの古着ファンを魅了。ゆえに絶対に欲しくなる一点モノが、絶対に見つかるのだ。

チャンピオンのスウェットの後ろにあるのが徹底分析のポップ。店頭で見比べられるのは何気に嬉しい

また映画やポップアートをフィーチャーしたTシャツEXPOを開催したり、＜チャンピオン＞のスウェットや＜リーバイス＞のコーデュロイパンツを紹介するポップを作ったり、キャラ立ちスタッフらが考える新しい試みも古着ビギナーにとっては嬉しいところ。繰り返しになるが、いつ訪れてもハンパない数のアイテムが出迎えてくれるので、後ろの予定を空っぽにしておくのが基本だ。

1950年の朝鮮戦争時に作られたスカジャン¥128000。背中は爆撃機、裏にはトラの刺繍が施されたリバーシブル