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2019.06.05 Wed

#Osaka

映画「さよならくちびる」でW主演の小松菜奈&門脇麦インタビュー IN 大阪

映画「さよならくちびる」でW主演の
小松菜奈&門脇麦インタビュー IN 大阪

#インタビュー#カルチャー#動画#映画

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劇中のギターデュオ〈ハルレオ〉が実際にメジャーデビューし、さらに期待度が高まっていた映画『さよならくちびる』が5月31日(金)、ついに全国ロードショー。ハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)、そして2人を支える付き人のシマ(成田凌)による、複雑で切ない三角関係も絡んだ音楽ロードムービーです。主題歌を秦基博、2曲の挿入歌をあいみょんがつくりあげ、〈ハルレオ〉の楽曲として提供。物語の軸となった全国7都市を回る解散ツアーの舞台には大阪も含まれていて、リアルなライブシーンも描かれています。来阪中だった小松菜奈さんと門脇麦さんに、『カジカジ』を見てもらいながらアレコレ伺いました。

 

photo:Mami Nakashima

interview:Miuraya

 


 

 

オフも満喫できた大阪ロケ。
オシャレな人が多くて服好きなのが伝わってくる!

 

 

― 大阪へ来られる機会って…

 

門脇:お仕事が多いですね。大阪はお肉がおいしいイメージです(笑)。舞台の大阪公演だとキャストみんなで鶴橋の焼き肉屋さんへ行ったりするんですが、独特の風情がありますし。昨日も焼肉を食べたんですけど、東京よりもおいしく感じる(笑)。来ると必ず一回は行ってる気がします。

 

小松:私は撮影で来たお休みの日、心斎橋あたりに行って、古着屋さんを見たり、カフェに行ったりしてますね。ナポリタンとかがある、昔ながらの喫茶店って感じの…。

 

門脇:純喫茶みたいなところ?

 

小松:そうそう! そういうところを巡るのが好きだから(笑)。でももっと大阪のディープなところを回ってみたいなと思います。

 

門脇:新世界とか?

 

小松:そう、もっとじっくり行ってみたい。すごそうじゃない? お店もたくさんあるし。

 

門脇:私、すっごく長いアーケード商店街に行ったよ。

 

 

― 天神橋筋商店街ですかね? 日本一長い…

 

門脇:そこですかね!?  歩いても歩いても商店街で、延々とアーケードが続くの。2時間ぐらい歩いたんですよ。最後、あのグリコの看板を見たんですけど。

 

 

 

 

 

― 道頓堀ですね。そう言えば中津の狭い商店街でも撮影されてましたよね?

 

小松:ワンカットで撮ったところかな。

 

門脇:レコード屋さんのところ? あそこすごくいいですよね。

 

 

― でしょ!?  『カジカジ』でもロケ撮影したことありますけど、絵になりますよね。ところで大阪人のファッションについては印象あります?

 

門脇:大阪の人たちってみんなオシャレだよね。

 

小松:思う思う!

 

門脇:オシャレが好きな方、気をつけている方がすごく多いイメージがあります。メイクもそうだけど、すれ違う人たちから伝わってくる印象が。

 

小松:純粋にファッションが好きな感じがしますよね。

 

 

― それは嬉しいです。その他、ロケ中の思い出とかあります?

 

門脇:とにかく食べました。いろんなものを。

 

小松:自由時間がそこまでなかったので、隙間を狙って。「ここにおいしい食べ物屋さんがあるから行こう!」みたいな。

 

門脇:お昼に通天閣で串カツを食べたり。泊まってたところが動物園前だったから。

 

 

― ディープなところが拠点だったんですね(笑)

 

門脇:(笑)みんなで夜に行ったのも、割とディープな焼き肉屋さんでした。お座敷になってて。

 

小松:天王寺にあって。歩いて行ったんですよ。

 

門脇:天王寺のショッピングモールでタピオカも飲みましたよ。

 

― ああ、あべのキューズモール!

 

小松:成田君と3人で行ったんです(笑)。

 

― ええっ!? 見つかって騒ぎになりませんでした?

 

門脇:全然!

 

小松:運良く並ばずにすぐ買えて。おいしかったですよ。

 

門脇:別日で空き時間があったときは、2人で梅田の中華料理屋さんに行ったり、パンケーキを食べたり…。

小松:かき氷も食べたよね。

 

門脇:食べた!

 

― めっちゃ食べてますね(笑)

 

小松:もう詰め込んだよね(笑)。

 

門脇:満喫しました。でも梅田は迷子になるというか、地下で全部つながっているじゃないですか。ネットで調べても…。

 

小松:たどり着かない(笑)。

 

― 地下を歩いてたら、地上でどのあたりかわからなくなりますしね。

 

門脇:そうなんです! わらかなかった(笑)。

 

 

― めっちゃご存知ですね! こんなローカルトークができるとは嬉しいです。

 

 

 

 

ファッションもかわいいし
楽曲も素敵だし青春映画だし…
気軽に観てもらえたらうれしい!

 

 

― 本格的な共演は初めてとのことでしたが、お互いの印象はいかがでした?

 

門脇:菜奈ちゃんは想像していたよりもアクティブな人でした。山登りに行ったりとか、休みの日も結構外に出るアウトドア派で。それに素直。山梨の自然のなかでのびのび育ってきたんだな、という真っすぐさを感じさせる魅力のある人です。シティ感のイメージが強かったので意外でした。あと、ごめん、幼い(笑)。

 

小松:やっぱり(笑)!

 

門脇:私、弟がいるんですが、そんな感じもあって(笑)。もちろん精神年齢が高く、成熟している部分もありますけど、ふざけ方とかが…。私の首にあるホクロに対して、「ねぇゴミついているよ」ってやり取りを、昨日も10回ぐらい(笑)。

 

一同:(笑)

 

門脇:会話の半分がそんな感じです(笑)。

 

小松:麦ちゃんは、クールで一匹狼っぽいイメージがあったんですけど、実はすごくお茶目。私が先にふざけていると、一緒にふざけてくれて。で、どっちもツッコまない(笑)。

 

門脇:お互いボケ合ってるので収集つかなくなって、だいたいスタッフの方とかに「じゃあそろそろ始めましょうかね…」って言われて収まる感じです(笑)。

 

小松:(笑)でも大人なんですよ。知識が豊富だし、話してても自分の知らないことばかりで。本も映画も好きな人だし、一緒にいていろんなことを学べます。

 

門脇:お芝居の面で菜奈ちゃんは、軽やか、のびやか。決めてる枠組みみたいなものがない感じがして、刺激を受けました。

 

小松:麦ちゃんは、すごく頼りがいがあって、芯もしっかりしてて、ドンとしているというか。お芝居も普段もそうですし、焦らない。甘えたくなる存在です。そんななかで…お菓子好きなのが意外だったんだよね。

 

門脇:意外だった??

 

小松:そういうイメージがなくて。休憩場所に置いてあるお菓子を、すごくいっぱい取ってくるんですよ(笑)。

 

 

 

 

― 音楽の面ではいかがでした?

 

小松:私は中学のとき3年間、吹奏楽部で楽器はやっていたんですが、ギターは初めてで。コードを押さえるところから始めたんですが、まずFが押さえられない(笑)。

 

― みんなが引っかかるところですね。

 

小松:指が痛くなって(笑)。最初は1人で孤独に練習していたんですが、途中から2人で練習したり。

 

門脇:2人でギター担いで渋谷のカラオケ屋さんへ行って。菜奈ちゃんも1人で黙々と練習する孤独感を味わってるんだとわかって。

 

小松:撮影中もずっと演奏して、お互いだんだん自分のものにしていったというか、なじんできたな、みたいなのがあって。3曲とも全然違うテイストの曲調で難しかったんですが。

 

門脇:2人で演奏すると、音楽は楽しむものなんだって実感できたというか。

 

小松:ラストライブの舞台になった北海道で時間が空いたとき、適当に座って弾いていたら、3人が自然と集まって一緒に演奏を始めたんです。下手クソなりに音が合ったときに、すごく感動して…。音楽でこうやってつながるのっていいな、頑張ってきて良かったなと純粋に思えたんですよね。

 

 

― 役とリンクしていったんですね。最後にComepassをご覧になっている方へメッセージを!

 

小松:淡々としているお話なんですが、そのなかで描かれている3人の心情に、とてもリアルさがあると思います。お互い熱い想いはあるけれど、それぞれに不器用で、違う方向に行ったり、バラバラになってしまったり…。観ているときは「大丈夫かな、この3人…」って思うんですけど、終わり方も私はすごく好きで。人とつながる大切さを感じてもらえたらうれしいですね。

 

門脇:劇中のファッションもかわいいですし、若い方からすごい人気のあいみょんさんや秦基博さんの楽曲も素敵ですし、青春映画ですし…皆さんの好奇心をくすぐる要素がいっぱい散りばめられていると思います。多面的に楽しめる映画になっていますので、気軽に観ていただけたらうれしいです!

 

 

右:ワンピース¥45,000/Jenny Fax (MATT.)、イヤリング¥22,000、リング¥250,000/ともにpetite robe noire

Jenny Fax(Info@THE-MATT.COM)

petite robe noire(03-6662-5436)

 

 

小松菜奈

1996年生まれ、東京都出身。2008年からモデルとして雑誌を中心に活躍するとともに、TV、CMなどに数多く出演。中島哲也監督に見出され、『渇き。』(14)でスクリーンデビューを飾り、日本アカデミー賞・新人俳優賞のほか、数多くの賞を受賞。その他代表作に『近キョリ恋愛』(14)、『バクマン。』(15)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』『ディストラクション・ベイビーズ』(ともに16)、主演として『溺れるナイフ』(16)、『恋は雨上がりのように』(18)、『来る』(18)など。今後は『閉鎖病棟(仮)』が19年11月公開予定。

 

門脇麦

1992年生まれ、東京都出身。2011年、TVドラマで女優デビュー。14年、『愛の渦』でヒロインを好演し注目を集め、TV、CM、舞台で幅広く活躍。『太陽』(16)では神木隆之介と、『二重生活』(16)では単独で主演を務める。その他出演作に、『こどもつかい』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『花筐/HANAGATAMI』(いずれも17)、『ここは退屈迎えに来て』(18)、『チワワちゃん』(19)など。『止められるか、俺たちを』(18)では、第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。今後は、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」でもヒロインを演じる。

 

 

© 2019「さよならくちびる」製作委員会

 

映画「さよならくちびる」

5月31日(金)TOHOシネマズ 梅田ほか全国ロードショー

出演:小松菜奈 / 門脇麦 / 成田凌

監督・脚本・原案:塩田明彦

うた by ハルレオ 

主題歌 Produced by秦 基博 / 挿入歌 作詞作曲 あいみょん 

配給:ギャガ

 

公式サイト

https://gaga.ne.jp/kuchibiru

 

 

 

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