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2019.03.27 Wed

#Osaka

ピグスティの古着連載企画!! <br>チャンピオンのリバースウィーブ®編

ピグスティの古着連載企画!!
チャンピオンのリバースウィーブ®編

#ピグスティ#古着

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大阪を代表する古着屋『ピグスティ』による、古着の魅力だったりウンチクだったり、兎にも角にも古着っていいねって思える内容をお届けする連載企画がスタートです。

 

#01

チャンピオンのリバースウィーブ®

 

第一回目は、古着屋に行けば必ずと言っていいほど見つかる<チャンピオン>の“リバースウィーブ®”にスポットを当ててみます。スウェット界の王様とでも言うべき存在で、1934年、ニューヨーク州ロチェスターでアスリートのためのウエアとして誕生したのが始まり。そもそもリバースウィーブ®とは、生地を横向きに使用することで、縦縮みを軽減し、サイドリブが横縮み防止と動きやすさを実現している画期的なスウェットで、時代を超えていく度に生地も進化しています。詳しくは以下の70年代以降のタグ写真で。

 

 


 

下にいくほどシルエットは

SLIM→FATへ

 

70年代
通称単色タグと言われる。生地配合はコットン90%・アクリル10%

 

80年代前期
通称トリコタグと言われる。生地配合はコットン90%・アクリル10%

 

80年代中期
通称トリコタグと言われる。生地配合はコットン82%・アクリル12%・レーヨン6%

 

80年代後期
通称トリコタグと言われる。生地配合はコットン89%・アクリル8%・レーヨン3%

 

90年代
通称刺繍タグと言われる。生地配合はコットン89%・ポリエステル8%・レーヨン3%

 


 

 

70年代の単色タグと80年代前期のトリコタグのモデルに関しては、生地の配合が全く同じでもっちりとした生地感が特徴。シルエットはタイトでフードは小ぶり、大きめのハトメを使用しているのが特徴です(※70年代のリブのみ丸胴仕様)。それ以降のモデルは生地配合を変更していってることに気づきます。それとは真逆のモデルが90年代の刺繍タグで、ガシッとした生地感にシルエットもファットになっています。

 

特に注目したいのが80年代のモデル。同じトリコタグと言っても生地感、シルエットなどのモデルチェンジが10年間で頻繁に行われたということになります。実に挑戦的ですね。以上のようなことを頭に入れながら、自分好みのリバースウィーブ®を探すっていうのも、新しい古着の楽しみ方としていかがでしょうか。

 

リバースウィーブ®のパンツにも注目したい。いわゆる、スタイリングのハズシとして取り入れるのはいかが? トラックパンツやナイロンパンツ全盛期の今、あえて狙いたい

 

 

リバースウィーブ®ボディを使用したギャップやL.L.ビーンといった別ブランドのモデルも狙いどころ。改めてスウェットとしての性能の良さが支持されていることに気付く

 

 

通常は左胸に付くCマークの無い、通称“目無し”と呼ばれるモデルにも注目。そのプレーンな見た目は、あらゆる着こなしに対応できる万能プレイヤーとして重宝しそう

 

 

ピグスティ アメリカ村店
大阪市中央区西心斎橋1-7-14

大阪屋心斎橋西ビル3F
Tel : 06-6251-0289 

instagram @pigsty_amemura

 

ピグスティ 梅田店
大阪市北区中崎西3-3-10
Tel : 06-6372-6680 

instagram @pigsty_umeda

 

photo : Shinpei Hanawa

カジカジ2019年4月号掲載より引用

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